大　き　さ　87 x 80 x 36mm(316.5g)
産　　　地　Kerrouchene(Kerrouchen), Kerrouchen Caïdat, El Kbab Cercle, Khénifra Province, Béni Mellal-Khénifra Region, Morocco

ハーフカットノジュール、断面平面研磨品。

アゲートはケルシャンの村の近くの樹木が茂った丘の小さなエリアで見つかります。
耕作中に大きなアゲートが見つかることもありますが、現在ではほぼ採りつくされており、また収集のための手数料がかかります。

ケルシャンのアゲートが初めに発見されたのは1990年代で、モロッコに住むドイツ人の探鉱者Joachim Pfeifferによります。
当時50トンものラフがネイティブにより採掘され、Joachimによって売り込まれましたが、質が悪かったのか売れず、最終的にはアメリカのタンブルを扱う業者の元に行きつきました。

現在でも主にルースやタンブルなど加工され、インド人などが扱っているのをよく見ます。
広く流通しており、モロッコのアゲートの中では最もポピュラーなものの一つです。

今回の標本はのノジュールタイプですが、脈状のタイプも見つかります。
クラックはありますが、そのおかげで中心の方まで酸化した鉄により美しく色付いております。
この産地の同タイプのアゲートで、ここまでカラフルなものは例外的です(色合いは動画より写真の方が実物に近いです)。
外側から、黄、赤紫、青みを帯びた灰色、赤色となっています。

Ex. Michel Ducos.