大　き　さ　69 x 47 x 22mm(92.87g)
産　　　地　Republic of Mali

カットラフ、断面平面研磨品。

メキシコのクレイジーレースアゲートをそのまま黒くしたような、マリ特有のアゲート。
2007年のミュンヘンショーで、ドイツのアゲートディーラーのピータージャッケル氏が、アフリカン・ブラックレースアゲートの名で紹介しました。
2004年頃からマリのエピドートやプレーナイトが流行しており、その流れでマリの鉱物が注目されていたためです。
当時マリのこのアゲートは発見者が高い値段で販売しており、あまり出回らず、流通量は非常に少なかったです。

現在では、ピーター・ジャッケル氏が亡くなられた後、彼が過去に扱った標本が少量ヨーロッパの市場に出回っているのみです。


タキシードアゲート(Tuxedo agate)のようなモロッコ産のアゲートなどを人工的に染めたものはよくありますが、今回のマリの天然の黒い色合いのアゲートは珍しいです。
ボツワナアゲートのような、紫を非常に濃くした感じではなくて、墨のような黒さです。