大　き　さ　70 x 60 x 21mm(131.5g)
産　　　地　Zebra rock (zebra stone) deposits, Lake Argyle area, Wyndham-East Kimberley Shire, Western Australia, Australia

1面カットラフ、断面はラッカーの類が塗布されています。


ゼブラストーンの詳細については以下のmindatが参考になります。
https://www.mindat.org/loc-251210.html

ゼブラストーンとは、約6億年前の放散虫などの化石の堆積に起因した、硬質なシルト岩です(ストロマトライト)。
厳密には、粒状の石英、絹雲母、少量の明礬石、カオリナイトとその一種のディッカイトにより構成されています。
縞模様はリーゼガング現象によるもので、酸化鉄により赤く色付いています。

1924年に、アーガイルの牧畜用地にあるデュラック邸宅の近くでT. Blatchfordにより発見されました。
しかし、1972年にオード川が堰き止められて作られたオードダムにより、人工湖であるアーガイル湖が作られたため、産地のほとんどは湖の底に沈んでしまいました。
現地ディーラーに聞いたのですが、10年前はまだ地表部分で採掘があったようですが、今では掘りつくされたのか採掘はされていないそうです。

以下はmindatに記載されていた加工方法ですが、きめの細かい粘土が豊富なシルト岩は、手工具で精密に切断および彫刻できるほど柔らかく、超微細の湿式もしくは乾式の研磨紙を使用して仕上げ、絹のような滑らかで半光沢のある仕上げの石を生成します。
その後、タルカムパウダーまたは温かいワセリンを使用して石を密封し、その後、ポリウレタン溶剤を数回塗布して色と光沢を高めます。
個人での加工ですと、耐水ペーパーで磨いた後にラッカーでコーティングするのが一般的なようです。