蛋白石(デンドリティック・オパール) Turkey [PJS08]

蛋白石(デンドリティック・オパール) Turkey [PJS08]

販売価格: 18,300円(税込)

数量:
大 き さ 102 x 68 x 55mm(367.0g)
産   地 Eskisehir, Central Anatolia, Turkey

ハーフカットノジュール、断面平面研磨品。

オパールの中に、軟マンガン鉱など酸化マンガンによる樹枝模様(デンドライト)が入っております。

トルコのデンドリティックオパールの主な産地は、エスキシェヒルのイノニュ地区デレヤラック村(Dereyalak, Inonu)の北西です。
デレヤラック村の北西にある鮮新世のHoyuklu地層の火山性礫岩は1.5km以上に広がっており、その中から約5cmから30cmのオパールのノジュールが見つかります。
これらのノジュールはセピオライトノジュール(含水珪酸マグネシウムの粘土鉱物)が、オパール(シリカに富む熱水溶液)に置換したものです。
ここで見つかるオパールは潜晶質であるopal-CT(クリストバライトの疑似結晶)と、opal-C(トリジマイトの疑似結晶)で、モガン石とカルセドニーが共生します(プレシャス・オパールなど一般に知られるオパールは非晶質のopal-A)。
乾燥状態で数年間保管しておりますので、状態は安定しており、エチオピアのオパールのように割れることはないです。
当店のラベルには、主成分のオパールのみ表記します。

この産地のオパールは、白と黒の配色のものが多いですが、稀に黄、橙、茶、ピンク、赤、紫や緑の入ったものが見つかります。
これらのカラフルな色の入ったものは、市場にほとんど流通しておらず、今回運良く現地のディーラーからいくつか入手することが出来ました。
こちらは、淡い緑に色付いています。

白と黒のタイプも、インドなどに輸出されルースに加工された物は良く出回っていますが、ディスプレイ向きの部的なものは少ないです。