大　き　さ　98 x 62 x 87mm(681.0g)
産　　　地　Royal Imperial Jasper deposit, Mezquital del Oro Municipality, Zacatecas, Mexico

ハーフカットノジュール、断面平面研磨品(外周の白っぽい部分の一部のみ曲面)。
ロイヤル・インペリアル・ジャスパー(もしくはインペリアル・オービキュラー・ジャスパー)の名で流通。

多重の円模様が重なって花のような模様になっている、見事な標本です。
また円模様の中に、青磁の氷裂紋を思わせるようなクラック模様も見られます。
Bruneau jasper、Morrisonite、Willow Creek jasper、Blue Mountain jasperと並ぶ、5大ジャスパーの1つ。
2013年に採掘地の権利者が変わってからは、ほぼ新しい産出はありません(近年少し産出がありましたが、非常に小さいノジュールのみでした)。
ロイヤル・インペリアル・ジャスパーの他に、ただのインペリアル・ジャスパーも存在しますが、あちらはノジュールタイプでは無いものを指します(鉱床は隣に位置します)。

山田英春氏の「奇妙で美しい石の世界」の54〜55ページにも、同じタイプの標本の写真が掲載されています。