大　き　さ　57 x 49 x 27mm(100.5g)
産　　　地　Stbr.Juchem, Niederworresbach, near Idar-Oberstein, Hunsruck, Rheinland-Pfalz, Germany

ハーフカットノジュール、断面平面研磨品(右端の一部のみ曲面)。

Juchem採石場は水晶や方解石の産地としても世界的に有名で、Fischbachtalの町から約3km、Niederworresbachへと続く道にあります(イーダーオーバーシュタインの北)。
この採石場では死亡事故が起こり、一時期採集不可になっていました。
2000年8月以降は、わずかな料金を支払い、監視のもとで週末の鉱山非稼働時間にのみ採集が許されていました。
ですが現在、ヨハン・ゼンツ氏から聞いた話によると、鉱山はコロナのパンデミックの始まりとともにコレクターの為に閉鎖され、二度と開放されることはないようです。
現在、これらの美しいアゲートやジオードは、今、粉砕機によって砕かれてしまっています。
歴史的な特別なアゲートの産地の保護より、工業的用途の火山岩の採掘が優先されているのでしょうか・・・

ドイツの代表的なアゲートといえば、この産地の白っぽい透明感の無い陶器タイプのアゲートが真っ先に思い浮かぶほど。
入手困難になる前に、是非1つはお持ちいただきたい標本です。
こちらの標本は、模様のバランスが良く、グレーやピンク、ホワイトのパステルカラーのグラデーションが美しい良質な標本です。