瑪瑙(ゴビアゲート) Heishan, China [UKA01]

瑪瑙(ゴビアゲート) Heishan, China [UKA01]

販売価格: 100,000(税込)

鉱物詳細

大 き さ 10〜19mm(合計71.0g)
産   地 Heishan, Bachu, Kashi, Xinjiang, China


石表面の脈状模様が個性的で面白く色とりどりのドライフルーツのようにも見える標本は、現地では筋脈石(ジンマイシー)と呼ばれている瑪瑙です。
脳のようにも見え、アメリカではブレインアゲートとも呼ばれています。

また、カラフルな色合いとモコモコした見た目が愛らしい標本は、柚子皮瑪瑙(ユーズーピーマーナオ)と呼ばれている瑪瑙です。
魚卵のようにも見え、アメリカではキャビアアゲートとも呼ばれています。
産地によって特徴が異なり、こちらの黒山産(Heishan)は平べったい形状です。
穴をあけて、このままビーズとして使用されることが多く、良質な標本は驚くほど高値で取引されております。
これらは全て、ゴビ砂漠の地表で見つかりました。

未加工原石の上級品合計71g。私が持つ最も良い標本です。
数が多いですので、じゃらじゃらとお店のように楽しめるリッチなセットです。
ゴビ砂漠の自然の中でのサンドブラストによって、このような磨かれたような外観になります。


ゴビアゲートは他の産地の瑪瑙と同じく、火山の溶岩の中の小さな気泡(隙間)にシリカが満たされて生まれます。
瑪瑙が生まれた後に長い年月を経て外側の黒い火山岩が風化して、この小さな瑪瑙のみが砂漠に放り出されます。
その際の瑪瑙には少量の水分が含まれており、それが砂漠の強い日差しや熱により蒸発し、瑪瑙が収縮し、表面が網目や干しブドウのような模様になるそうです。
発色原因は鉄など微妙の遷移金属のイオンによるものだそうです。
ゴビアゲートの産地の一つ黒山(Heishan)は、黒い火山岩が砂漠に無数にみられることから、その名が付きました。