スラブソウを使った瑪瑙のジュールの切断
 

 注意:昔書いた記事ですので、リンクが切れていたり、現在存在しない製品を記載しております。
 現在だとHighland Park Lapidaryの製品が様々な種類がありよいかと思います。

 当店では、HI-TECH DIAMONDの10" Slab Saw Machine(699ドル)を使用しております。
 https://www.hitechdiamond.com/10-_Slab_Saw.html


 ブレードは、Red Thin Rim Sintered Diamond Sawblades(78ドル)です。
 https://www.hitechdiamond.com/Red_Sintered_Continuous_Rim_Sawblade.html



 日本への発送もしています。
 スライスのトリミング向きの機械ですが、拳サイズぐらいのノジュールまででしたらカットできます。
 日本でこのような機械を買うともっと高いですし、性能的には日本と海外のものはあまり違いはないです(海外の機械の電源部分だけ日本のものに変更して販売してるものが多いです)。
 ただ海外からの購入ですと、トラブルが起きた際のサポートは面倒です。



 瑪瑙は硬いので、ダイヤモンドブレードだからといってスパッとすぐに石を切れるわけではなく、じわじわゆっくりと切れる感じです。
 カットテーブルの上の石を手に持って、ゆっくりとブレードに向かって押してゆきます。
 注意していれば手を切る心配は無く比較的安全ですが、石を切り終わるまで集中を切らさないでください。
 もし怪我防止のため手袋をする場合は、編んであるものはブレードに巻き込まれてよけいに危険ですので、皮製などが良いかと思います。
 カットテーブルの下には、ブレードが少し浸る程度に水を入れています(ブレード冷却用の水)。



 

 試しに3個ほどコンドルアゲート原石を切断してみます。




 




 ですが、全部はずれ(;--)
 鮮やかな瑪瑙は詰まっておらず、グレーの瑪瑙や水晶でした・・・








 この日は20個ぐらいの瑪瑙を切って、ようやく1個写真の綺麗な模様が出ました(^-^)
 20個切って、どうにか色が付いてて、辛うじて販売できそうな標本が半分ほどでしょうか。
 切断中に壊れてしまう標本もあります。
 瑪瑙は切断する角度によっても模様が違ってきますし、高価な原石を沢山切らないと良い標本とは出会えないので、どうしても良品の販売価格は高くなってしまいます。

 このあと研磨が面倒な場合は、樹脂などを表面に塗って楽しむのが手軽で良いかと思います。